Not Found

何処にも居ない 居てはいけない

2022-01-01から1年間の記事一覧

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男たちはわたしのからだをむさぼり、わたしの肩と腿に歯をたて、わたしの腹を飲み込んだ。わたしは彼らに快楽を与え、背に爪をたて、なぐさめ、あなどり、へつらった。わたしは彼らの前で這いつくばった。彼らはわたしの愛撫で快楽の悲鳴をあげた。彼らはわ…

無題

内臓もちませんように

生きるのに向いてない

未成年の頃から精神科に通い続けてこんなに長く生きるとは思ってなかった。 私は一度のODで死ぬと思いこんでいて 苦痛から解き放たれるものだと思っていた 神様は弱虫が嫌いだからいつも中途半端な私を殺してはくれない 私はまだ生きたいから何処か躊躇して…

無題

あなたの苦しみは私には分からない 私は貴方じゃないから 私の苦しみは貴方には分からない あなたは私じゃないから でもそれで良かったと思う あなたの幸せを私は願っているから

もしもの話

落下した時、例えば下が鉄筋じゃなかったら。 もし私の足が なんかの拍子で地面の打ちつけられてなかったら。 何かのクッションがあれば。 足に拷問器具でも取り付けられてるこの痛みとも遠縁だったかもしれないのに。 もし私がタトゥーを入れなかったら。 …

正しい人

物語シリーズの中で一番気に入って、一番胸に刺さるのは猫物語。 「お前はなんでも知ってるな」 のあとに 「なんでもは知らないわよ。知ってることだけ」の羽川翼。 めったに本は読まないのにこの小説は読めた。 自分にぶっ刺さって、痛苦なるほど羽川翼に共感で…

日々

私が1人のベッドで目覚めた時、もう寂しくなくて 静寂をもう一度愛せるようになった 心肺停止の患者に打ち込む電気ショックのように 何かのスイッチで感情が爆発する現象に悩まされている。この頃は。 心の中で嫌だったなあと思った事やふわふわと悩み続ける…

願い

いっしょにふるえて下さい私が熱でふるえているとき私の熱を数字に変えたりしないで私の汗びっしょりの肌にあなたのひんやりと乾いた肌を下さい 分かろうとしないで下さい私がうわごとを言いつづけるとき意味なんか探さないで夜っぴいて私のそばにいて下さい…

失敗からの再スタート

眠って起きた。 今日も同じ天井、今日も同じ布団、変わったのは最近少し暑いということ。 私の中身は何も変化がなく、まるで風の吹かない日の湖のように無音だった。 心がからっぽだと気付いたのはここ最近で 気付くと私は涙を流していた。 涙を流すので、化…

3度目の失敗

私が自宅の居間で、貯めに貯めた薬を何百錠か飲んだのは17の時。 私は卒倒し、母は「娘が死んだ」と思ったらしい。 確かに私は1回死んだ。 心臓が止まったのだった。 その時失敗してなけりゃ、こんなことにはならなかっただろう。 それから何十年か経ってま…

告白

私の中のあなたをいつも殺して生きてきた 誰もが知るあの歌が私には響かない 笑いたい時ではなく 笑うべき時に笑って 狭い水槽の中を真四角に泳いだ あなたが私を掬い上げてくれるならそれを運命と呼ぼう 叶わないけれど もがき 足掻き 泣きわめき叫べど あ…

asphyxia

全てが好きだった。 笑った顔も、怒った顔も、なんとなく立ってる姿も。 私は窒息している

生存戦略

ものすごいスピードで毎日が過ぎていった。 気付いたら春だったし、私には彼氏ができていた。 そしてものすごく疲れていた。 毎日、仕事で何だかんだ愚痴られ 帰れば男がいて 私をよく知る人は「あなたみたいな子は男がいた方がいいよ」と言ったが。 ぷつん …

朝起きる方法

夜型生活が長かったせいか朝起きることができない。 朝起きる為には、鎮痛薬の副作用を殺す漢方を飲まなければならない。 鎮痛剤の眠気は強力で 漢方を飲まないと何時間でも眠ってしまう。 朝、鎮痛剤を飲み そのまま漢方を飲む(飲みこみづらい) 気分が悪か…

真夏の午後のユメ

ぼくは孤独でウソつきいつもユメばかり見てる君は気づいてないふりだけど それでも抱きしめるんだ まるで吸血鬼みたいに 君のやさしさを吸い尽くしてしまう気がするんだ ひとつ 終わらない悲しみが ぼくらを包み込んだら抱き合って 朝を待とういつか なおら…

Strawberry on the shortcake (S.O.S)

目が覚めると誰かが横にいるのは寂しくない。 この頃耳鳴りが酷い。ゴーゴーだとか、ウォンウォンだとか、調べてみると自律神経が失調しているらしい。 私はぼーっとした頭でケーキを眺めていて、その綺麗さに見惚れていた。 なんて綺麗なんだろう。 こうい…

J・クラン著 福井美津子訳/マグダラのマリア 無限の愛

この私だってひと殺しができたかもしれない。しかし、わたしの両手はナイフととがった小石をまえにするたびに震えた。わたしは沈黙と苦悩のなかに閉じこもることができたかもしれない。 わたしはいのちを信じていた。あらゆる道はこころに穴を穿たれたひとり…

甘い運命

空白. 私の住んでるマンションの部屋からは空は見えない 病院が見える。 建物の隙間から空は見える 雲泥した空が私を見下してる 見下してる。 見下してる.... 朝、たばこはうまくいかなかったわ 昨日疲れたよ 太陽の光に抱かれながら あなた(だけど誰?)の胸…

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ねえ 今何時なの ここは何処なの貴方は誰なの 帰る家はあるの優しい人達が 殺されているよもうあと一滴で 世界は溢れそうだねもしあの道を右に曲がらなくていつものラインだけただ歩いていたなら貴方と今こうして うなじを握って飲み込むものは何も無かった…

鳥たち

こないだパニックを起こした時の話。 男のお気に入りだという映画を観ている時のこと。 今の不安定すぎる自分には合わず 背筋がぞわぞわしてきた。 今まで暗い映画、後味の悪い映画をたくさん観てきたがこんなゾワゾワしたのは トラウマになってる殴り合いの…

幸せで満開のばらの花

ばらの花は満開の、今にも散りかける間際が一番美しいと思う。 触ってみると蕾はふわふわしていて 触るだけで花びらは散ってしまう その時が一番美しいと思った。 今日の気分がそれだった。 「頭を良くしてください」と先生に頼んで増やしてもらった薬が効い…

空の絵

友人の家へ泊まった時だった。 朝目が覚めて彼女がすごくおいしい朝食を用意してくれ、それを食べながら ふと壁に目にやった。 空が描かれたキャンバスがかかっている。 晴れた日の薄水色の空に雲がかかっている 穏やかで、その日は晴天だったと思う まだカ…

病院

16歳の時、初めて「精神病院」というのに通院したのは母の勧めだった。 「何かおかしい」と思ったらしい。 ということは、私の通院歴は途中「うつ抜け」を含めて16年になる。 その間私はドクターショッピングをしまくり、色んな医者と薬と出会い 少しずつこ…

麦わら畑でつかまえて

僕は耳と目を閉じ口を噤んだ人間になろうと考えた だがならざるべきか? I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes, or shoud I ?

空の絵

友人の家へ泊まった時だった。 朝目が覚めて彼女がすごくおいしい朝食を用意してくれ、それを食べながら ふと壁に目にやった。 空が描かれたキャンバスがかかっている。 晴れた日の薄水色の空に雲がかかっている 穏やかで、その日は晴天だったと思う まだカ…